院長の泥谷です。
うさぎの診察を受けることが増えてきていますが、うさぎには避妊手術や去勢手術をさせた方がいいのでしょうか。
その答えは、女の子は犬や猫と同じように避妊手術をした方がいいと思います。
なぜなら、うさぎは4歳以上になると高確率で子宮疾患になるからです。
具体的には子宮内膜増殖症や腺癌、あるい両疾患の併発がほとんどを占めています。(犬に多い子宮蓄膿症も起こります)
子宮疾患の症状としては、血尿が圧倒的に多く、他に乳腺の異常やお腹の腫れや腹痛などがあります。
血尿のように見えて、実は子宮から出血しているということが大変多いです。
もちろん尿路系の問題で血尿している場合もありますが、2歳齢以上の女の子のうさぎの場合、90%ぐらいで子宮出血であると考えられます。
男の子の場合は、マーキング予防・縄張り行動や飼い主に対する攻撃性の軽減・精巣疾患の予防のために去勢を実施する意義はあると思います。
(まきまきの手術の様子)
うさぎは犬や猫と比べると麻酔のリスクが高いと言われています。
当院ではラリンジアルマスクという特殊な気管チューブを用いて、安定した麻酔管理をするようにしています。
福岡市南区、城南区、中央区で動物病院をお探しの方は当院までお気軽にお問合せください。
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